IT社長の口癖まとめ
以前、IT社長という言葉について分析した。
分析をするために日本中のIT社長のホームページを見漁っていたのだが、
その中で特に頻繁に見かける3つの単語があった。
- ソリューション
- グローバル
- イノベーション
である。
私はこの3つを、
IT社長の三大口癖と定めようと思う。
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ソリューション
英単語の意味としては「解決、回答」
この意味の通り、「お客様の悩み・問題に対する回答」という意味で使っているIT社長も多いが、
実際はさらに広い意味で使われている。
問題がないのにソリューションはある
IT社長に一番多く見られるソリューションの意味は、
「お客様がどうせこんなことで悩むだろうと思うから勝手に始めた新しい事業」
である。
本来の意味のソリューションが成り立つために最低限必要な「問題」が欠けている。
例文
- ユーザーにハイクオリティなソリューションを提供する
意味:お客様に頼まれてはいないが、喜ばれるはずの新事業を開始する
グローバル
英単語の意味としては「世界規模の」
間違った意味で使っているIT社長は少ないが、
必要以上にこの単語を使用するのがIT社長である。
日本で成功していないのにグローバル
グローバルという言葉は
まだ日本でもまともに事業を展開できていない、
新たに量産されたIT企業が使いがちだ。
まずは国内に焦点を当てるべきではないのだろうか。
例文
- グローバルなニーズへのソリューションをユーザーに提供する
意味:世界規模で必要とされているであろうことを勝手に予想してその解決策となり得る新事業をお客様のために始める。
イノベーション
英単語の意味としては「革命」
革命、と聞くと壮大そうだが、
IT社長の使うイノベーションはそんな大したものではない。
小さな変化を起こすだけのイノベーション
IT社長の多くは、
「新事業の開始による世間の小さな変化」という意味でイノベーションという言葉を使っている。
とても革命とは言えないような小さな変化でも、イノベーションと表現することで、なんか凄そうに聞こえてしまう。
例文
- グローバルなニーズへのソリューションをユーザーに提供し、イノベーションを起こす
意味:世界規模で必要とされているであろうことを勝手に予想してその解決策となり得る新事業をお客様のために始めることで、お客様の生活に小さな変化を生み出す。
おまけ
その他IT社長の口癖
- ノウハウ
他事業の実績を新たな事業に活かすこと。
- インスピレーション
他企業の発想を真似ること。
- ニーズ
お客様が必要としていると決めつけるもの。
- フィードバック
お客様からの意見のこと。
- PDCA
Plan, Do, Check, Actというビジネスの基本的な流れのイニシャルをとった言葉。
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